豊田市で間知ブロック擁壁改修工事を実施しました

リノベーションスタジオメイダイの大内です。
今回は先日行なった外構工事の話をします。

皆さんは間知石(ブロック)というのをご存知ですか?
「けんちいし」と読むのですが、こういったものです。



斜面の土砂が崩れないようにしてあったり、
坂の途中に家を建てるときの土留めとして使われています。

そんな間知石ですが、長年、風雨に晒されたり、
土砂の流出等で地盤に歪みが起きると、
間知石が崩れたり、もしくは膨らんでくる事があります。

今回の外構工事もそんなご相談でした。



こちらのお住まいは、
おそらく昭和40年くらいに施工された間知石の上に建っています。
昔の施工が悪かったのか、土圧に押されて間知石が膨らんでしまっていました。

このまま放置すると崩れてしまい、
上に建つ家にまで被害が及んでしまいます。

そうした不安を解消するため、
間知石を新しくさせていただきました。



さらに、お施主様からの要望で
「道路側に駐車場が欲しい」とのことでしたので
家スレスレの部分まで土を削り、駐車スペースを作りました。

解体後スグにコンクリートの吹付けを行い斜面を固めて・・・



そして新たに間知ブロックを組みまして・・・



このように車庫の骨組みを組んで・・・



最終的にこんな仕上がりになりました!



残りは屋根に洗濯物を干すバルコニーを付けます。
来週中頃に完成予定です。


豊田市は実はこの間知石が使われているところが多いんです。
特に登り坂に建つようなお住まいですね。

最近ではコンクリートで出来た擁壁で
土留めしていることが多いですが、金額もやはり高めなので、
新築でも間知石を選択する場合が多いです。


先の熊本の地震でも間知石が崩れたことで
その上の家が崩れてしまったケースが見られたそうです。

普段あまり目を向けない我が家の建つ土地、
特にこうした土留めの部分をよく見てみてください。

崩れている、ヒビがある、膨らんでいる。

そんな状況が見受けられたらお早めにご相談ください。
リノベーションスタジオメイダイは、あなたのお住いのかかりつけです。



最新記事

アーカイブ